2019年2月17日日曜日

Maruha F 180M ZERO

Maruha F 180M ゼロフレット

  '70年前後?の極めて稀少なゼロフレットモデルです。スプルーストップのサイドバックはおそらくローズウッドの3ピースです。ダイナミックな木目です。素晴らしい。ロッドは丸棒で回すタイプです。サドルは、SCUD(スカッド)製品の新品に換装して、作り直し。全体の塗装はラッカー?のサテン仕上げ。ウェザーチェックは全くありません。素晴らしい手工の仕上げ。当時の職人さんの世界的なレベルの高さを感じます。このギターに関する情報は、全くありません。
追記:このギター内部構造は、ライニングのないもので、ヴァイオリンと同じです。量産できないレベルです。

Top:Spruce?
Side&Back:Rosewood?
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato?

2019年2月11日月曜日

Morris F-15

Morris F-15

  '70年中期?のミドルクラスのモデルです。スプルーストップのサイドバックはローズウッドです。同じ時期のものでは、ヤマハの倍の時間と手間がかかります。チューニングマシンのボタン(つまみ)のガタつきを直さないと、音がこもります。サドルは、SCUD(スカッド)製品の新品に換装して、作り直し。ルーターでナットに糸巻きのストリングホール方向へ角度をつけてスリットを入れます。モーリスは、これをしないとサスティーンが復活しないのです。私の独創(アイディア)です。ロッドは、5mm六角レンチ仕様です。重要なことは、このF−15は、実は韓国製(made in Korea)と日本製(made in Japan)の2種類が存在します。さらに、国産では、寺田楽器製と飯田楽器製があります。ややこしいが、当時のフォークギターの勢いの凄さを感じますね。決定的な違いは、ペグカバーの形状とラベル表記です。
Top:Spruce
Side&Back:Rosewood
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato





2019年2月10日日曜日

Fuji F-80

Fuji  F-80

1970年代?Fujiブランドのエントリーモデルと思われるアコーステックギターです。クロサワ楽器の松本工場製と言う情報以外全く不明です。バックの割れとはがれに半年を費やして修復しました。ブリッジは、Fujiブランドはすべてボルト止めされていますが、経年により、ブリッジの浮きとトップの膨らみがあります。さらに、内部構造はライニングがありませんので、手工レベルの製造であったと思われます。

Top:Side&Back:
Fingerboard & Bridge:

Neck:?



2019年2月6日水曜日

YAMAHA FG-150F '74

YAMAHA  FG-150F '74

1974年製のYAMAHAの黒ラベルのエントリー版ですが、特徴として、非常に軽量ながら、その音量とサスティーンには、驚きます。ブラックラベルのミドルクラスです。この時期のブラックラベルの音質の特徴は、グーリーンラベルが中高音よりならば、ブラックは豊かでタイトな低音域をしっかと鳴らし、粒立ちの良さは抜群です。ほとんどまともな状態の個体はないため、Junkのページに記載しましたように、これを一からリペアするためには「覚悟」が必要です。ネックの凹み埋め、ヘッドのダメージの修復を行い、最終的には、納得のレベルまで仕上げました。現在の高級ギターの負けない響きがします。
Top:YezoSpruce
Side&Back:Agathis
Fingerboard & Bridge:Palisander?
Neck:Nato

新着情報

  YAMAHA FG-402 Top:Ezo Spruce Sid&Back:Coral Rosewood Neck:Nato