YAMAHA FG-152 1976 先週出荷しました、FG-152です。
1970年代のヤマハのオレンジラベルのエントリー版とも言えますが、甘くみてはいけません。これは、素晴らしいサスティーンの箱鳴りがします。他のモデル同様に45年以上経過して奏でる音には、今の新品のアコーステックギターもはっきり言って負けます。チューニングマシンは、1:15ギア比のクルーソンタイプで、台座が歪んでいるとガタつきや音がこもります。したがって、すべて分解して防錆してしっかりと付け直します。今となっては、高級材のマホガニーの木材の質感にはヤマハのこだわりと日本の当時のもの作りの職人さんの熱意を感じます。飴色のトップとバインディングは、「色気」を感じます。牛骨サドルに変えましたが、サドル、ピン、ナットは素材が高級だから音がよくなるとは個人的には思いません。問題は、弦のテンションとその個体のもつポテンシャル。そして木材の経年の結果と私の独創の「ある処理」です。秘密ですのでこのブログではかけません。
Japanese is great.
Top:YezoSpruce
Side&Back:Sapere Fingerboard & Bridge:African Mahogany
Neck:Nato
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Welcome to Japanese Vintage Guitars. 40〜50年前の日本製のギターを1ヶ月から半年かけて修復して、ピカピカに磨いて、その個体のもつポテンシャルを最大にして、最上のサスティーンを取り戻しました。2020.8.21現在で延べ255本になりました。ブランド、製作所は問わず、ものづくり日本の真髄を無心無欲で再現していきたいと思っています。
2018年12月18日火曜日
YAMAHA FG-152 1976
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