2018年8月25日土曜日

Morris F-12 '74

Morris F-12

1974年製のエントリーモデルです。スプルーストップのサイドバックはトーグです。同じ時期のものでは、ヤマハの倍の時間と手間がかかります。トーグはフィリピンローズウッドとも呼ばれているようですが、ローズウッド材ではありません。色目は、サペリに似ています。チューニングマシンのボタン(つまみ)のガタつきを直さないと、音がこもります。サドルは、SCUD(スカッド)製品の新品に換装して、作り直し。音が、なかなか思い通りにいかず、ナットに糸巻きのストリングホール方向へ角度をつけてスリットを入れます。モーリスは、これをしないとサスティーンが復活しないのです。私の独創ですが。ロッドカバーがいかにもヴィンテージらしくていいデザインです。
Top:Spruce
Side&Back:Toog
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato






FUJI 200 ’68?

FUJI 200 '68?

半世紀前?クロサワ楽器のFUJIブランド、松本工場製品です。ダメージが激しくて、半年かかりましたが、素晴らしい外観と音に仕上がりました。プロのミュージシャンの方に落札していただきました。喜んでいただき、ありがとうございます。この飴色のトップとマホガニーと思われるサイド&バックから奏でるサスティンは、手元の1968年製ヤマハの赤ラベル、FG-150に匹敵します。素晴らしいですね。当時の職人さんの作品です。
下の画像のように、ライニングのない構造です。ヴァイオリンと同じですね。すごいです。



 



新着情報

  YAMAHA FG-402 Top:Ezo Spruce Sid&Back:Coral Rosewood Neck:Nato