YAMAHA FG-152 ’77
1977年製のヤマハのオレンジラベル、FG-152です。バインディングに経年のヒビが入っており、これがヴィンテージ感をアップさせます。
エントリー版とも言えますが、甘くみてはいけません。これは、素晴らしいサスティーンの箱鳴りがします。他のモデル同様に40年以上経過して奏でる音には、今の新品のアコーステックギターもはっきり言って負けます。チューニングマシンは、1:15ギア比のクルーソンタイプで、台座が歪んでいるとガタつきや音がこもります。したがって、すべて分解して防錆してしっかりと付け直します。今となっては、高級材のマホガニーの木材の質感にはヤマハのこだわりと日本の当時のもの作りの職人さんの熱意を感じます。飴色のトップとバインディングは、「色気」を感じます。牛骨サドルに変えましたが、サドル、ピン、ナットは素材が高級だから音がよくなるとは個人的には思いません。問題は、弦のテンションとその個体のもつポテンシャル。そして木材の経年の結果と私の独創の「ある処理」です。秘密ですのでこのブログでは書けません。
Japanese is great.
Top:YezoSpruce
Side&Back:Sapere
Fingerboard & Bridge:African Mahogany
Side&Back:Sapere
Fingerboard & Bridge:African Mahogany
Neck:Nato