2018年8月27日月曜日

YAMAHA 252D

YAMAHA 252D

252Dは、1970年末から1980年代初期まで発売されていました。サイドバックがカランタスですが、音質はサペリやアガチスに近いかもしれません。色目は、少し赤みがかっています。シルエットの美しいモデルで、ネックも細く、弾きやすさは抜群です。アタック感があり、Jazzyな演奏にも適しています。チューニングマシンは、シルバーメッキです。ヤマハロトマチックです。ブリッジピン穴からの弦導出のサドルへの距離があり、Dモデルながら、サスティーンが素晴らしいです。スリットを深く入れましたのでさらに向上しています。FGの250番台では最高かもしれません。
Top:Spruce
Side&Back:Kalantas
Fingerboard & Bridge:Palisander?

Neck:Nato






YAMAHA 302D ’80

YAMAHA 302D ’80

302Dは、1970年末から1980年代初期まで発売されていました。サイドバックがウォルナットですが、音質はマホガニーに近いかもしれません。出来栄えのいいモデルで、ネックも細く、弾きやすさは抜群です。アタック感があり、Jazzyな演奏にも適しています。チューニングマシンは、金メッキです。ヤマハロトマチックです。ネック、ヘッドはサテン仕上げです。Topのアバロンのインレイも素晴らしいです。
Top:Spruce
Side&Back:Americanwalnut
Fingerboard & Bridge:Palisander

Neck:Nato





2018年8月26日日曜日

YAMAHA 303

FG−303

YAMAHA 303

300番モデルは、302、302B、302C、302Dと全てリペアしましたが、この303は、存在すら知らなかったギターです。美しいインレイと独特なサスティーンは、ヤマハだけでなく、どこのブランドでも比較できないものがあります。当時の情報をみますとサイドバックがウォルナットで、「セミジャンボ」の扱いですが、実際は、000サイズです。ネック、ヘッドはサテン仕上げです。素晴らしいです。
Top:Spruce
Side&Back:Walnut
Fingerboard & Bridge:Palisander

Neck:Nato

FG−303back

FG−303Fingerboard

FG−303Bridge

FG−303Side



FG−303Top

FG−303Head

FG−303Back&Case

2018年8月25日土曜日

Morris F-12 '74

Morris F-12

1974年製のエントリーモデルです。スプルーストップのサイドバックはトーグです。同じ時期のものでは、ヤマハの倍の時間と手間がかかります。トーグはフィリピンローズウッドとも呼ばれているようですが、ローズウッド材ではありません。色目は、サペリに似ています。チューニングマシンのボタン(つまみ)のガタつきを直さないと、音がこもります。サドルは、SCUD(スカッド)製品の新品に換装して、作り直し。音が、なかなか思い通りにいかず、ナットに糸巻きのストリングホール方向へ角度をつけてスリットを入れます。モーリスは、これをしないとサスティーンが復活しないのです。私の独創ですが。ロッドカバーがいかにもヴィンテージらしくていいデザインです。
Top:Spruce
Side&Back:Toog
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato






FUJI 200 ’68?

FUJI 200 '68?

半世紀前?クロサワ楽器のFUJIブランド、松本工場製品です。ダメージが激しくて、半年かかりましたが、素晴らしい外観と音に仕上がりました。プロのミュージシャンの方に落札していただきました。喜んでいただき、ありがとうございます。この飴色のトップとマホガニーと思われるサイド&バックから奏でるサスティンは、手元の1968年製ヤマハの赤ラベル、FG-150に匹敵します。素晴らしいですね。当時の職人さんの作品です。
下の画像のように、ライニングのない構造です。ヴァイオリンと同じですね。すごいです。



 



新着情報

  YAMAHA FG-402 Top:Ezo Spruce Sid&Back:Coral Rosewood Neck:Nato