2018年12月19日水曜日

YAMAHA FG-151 1977

YAMAHA FG-151 ’77

1977年製のヤマハのスタンダードモデルのFG−151です。オレンジラベルのエントリー版とも言えますが、甘くみてはいけません。ドレッドノートスタイルで、素晴らしいのびやかなサスティーンの箱鳴りがします。他のモデル同様に42年以上経過して奏でる音には、今の新品の高級アコーステックギターも負けます。FG-152がフォークタイプなら、これはドレッドノート。音量はありますね。チューニングマシンは、1:15ギア比のクルーソンタイプで、台座が歪んでいるとガタつきが起きて、音がこもります。ですので、すべて分解して防サビしてしっかりと付け直します。今となっては、高級材のマホガニーの木材の質感には、ヤマハのこだわりと日本の当時のもの作りの職人さんの熱意を感じます。ネックは太め。逆にグリップ感が来ます。Japanese is great.
Top:YezoSpruce
Side&Back:African Mahogany
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato

2018年12月18日火曜日

YAMAHA FG-152 1976

YAMAHA FG-152 1976

先週出荷しました、FG-152です。
1970年代のヤマハのオレンジラベルのエントリー版とも言えますが、甘くみてはいけません。これは、素晴らしいサスティーンの箱鳴りがします。他のモデル同様に45年以上経過して奏でる音には、今の新品のアコーステックギターもはっきり言って負けます。チューニングマシンは、1:15ギア比のクルーソンタイプで、台座が歪んでいるとガタつきや音がこもります。したがって、すべて分解して防錆してしっかりと付け直します。今となっては、高級材のマホガニーの木材の質感にはヤマハのこだわりと日本の当時のもの作りの職人さんの熱意を感じます。飴色のトップとバインディングは、「色気」を感じます。牛骨サドルに変えましたが、サドル、ピン、ナットは素材が高級だから音がよくなるとは個人的には思いません。問題は、弦のテンションとその個体のもつポテンシャル。そして木材の経年の結果と私の独創の「ある処理」です。秘密ですのでこのブログではかけません
Japanese is great.
Top:YezoSpruce
Side&Back:Sapere
Fingerboard & Bridge:African Mahogany

Neck:Nato

2018年11月1日木曜日

Morris F-12 1969

Morris F-12 '69

  '69年の初期型モデルです。スプルーストップのサイドバックは不明です。同じ時期のものでは、ヤマハの倍の時間と手間がかかります。チューニングマシンのボタン(つまみ)のガタつきを直さないと、音がこもります。サドルは、SCUD(スカッド)製品の新品に換装して、作り直し。ルーターでナットに糸巻きのストリングホール方向へ角度をつけてスリットを入れます。モーリスは、これをしないとサスティーンが復活しないのです。私の独創(アイディア)ですが。ロッドは回りませんでした。カバーは樹脂製の釣鐘デザインです。ヘッドのインレイロゴは素晴らしい!
Top:Spruce
Side&Back:?
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato?

2018年10月30日火曜日

YAMAHA FG-170 ’72


YAMAHA FG-170 ’72

1972年のグリーンラベル。1972-1974年までの生産台数の少ないモデルながら、その抜群の音質の人気は高く、130と同じくいわゆる「隠れ名器」と目される。すでに、ブリッジからの弦の導出スリットが入っており、その辺も音の伸びやかさに影響されていたと推察。しかし、ピンの径が甘く、ピンが浮き上がり、テーパーリーマーで処理して、ピンをしっかり押し込み弦のボールエンドを固定すればさらにサスティーンが得られる。
赤ラベルよりも、ヤマハらしい明るいハリのあるサウンドに加え低音のボリューム感がある。この辺は、サイド&バックグの材がマホガニーなのかもしれない。ロングサドルでしかもナットの溝形成は甘いため、非常に難しい。弦浮きか、あるいはローでフレット棒へのあたり(ビビり)が出てくる。
いつもながら、飴色のトップには鳥肌が立つ。手持ちの赤ラベル150の1968年と同じくらいヴィンテージ感がある。
Top:YezoSpruce
Side&Back:Mahogany
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato



2018年10月8日月曜日

Morris-F-18D

Morris F-18D

  '72年の初期型モデルです。スプルーストップのサイドバックはローズウッドです。同じ時期のものでは、ヤマハの倍の時間と手間がかかります。胴厚が11cmで、Dのつかないモデルよりも音量があります。チューニングマシンのボタン(つまみ)のガタつきを直さないと、音がこもります。サドルは、SCUD(スカッド)製品の新品に換装して、作り直し。ルーターでナットに糸巻きのストリングホール方向へ角度をつけてスリットを入れます。モーリスは、これをしないとサスティーンが復活しないのです。私の独創(アイディア)ですが。ロッドはヘッド側の5mm六角レンチ仕様で、カバーは金属製の釣鐘デザインです。素晴らしい!
Top:Spruce
Side&Back:Rosewood
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato

2018年9月27日木曜日

Morris F-25

Morris F-25

  '70年中期?の上位クラスのモデルです。スプルーストップのサイドバックはローズウッドです。同じ時期のものでは、ヤマハの倍の時間と手間がかかります。チューニングマシンのボタン(つまみ)のガタつきを直さないと、音がこもります。サドルは、SCUD(スカッド)製品の新品に換装して、作り直し。ルーターでナットに糸巻きのストリングホール方向へ角度をつけてスリットを入れます。モーリスは、これをしないとサスティーンが復活しないのです。私の独創(アイディア)ですが。ロッドはサウンドホール内側にあります。5mm六角レンチ仕様です。。
Top:Spruce
Side&Back:Rosewood
Fingerboard & Bridge:?
Neck:Nato


新着情報

  YAMAHA FG-402 Top:Ezo Spruce Sid&Back:Coral Rosewood Neck:Nato